財務3表の関連図
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2012年9月9日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:年次決算報告
3期比較貸借対照表
3期比較の貸借態様表を要約したものと すべての勘定科目を記載したものを
用意しています。
貸借対照表は 社長の意思が作り出すバランスシートと言われています。
例 社長が 車を購入する際には 現金で買ったり
借入金をしたり、社長の行動が 写し出されます。
売掛金の回収が遅れたり、すると売掛金の残が増えます。
経理がずさんで 預金の引出しをしてお金の使い道が不明だと
社長貸付金が増加したり。仮払金が増加します。
資産項目には 売上を仮装に計上したり
棚卸を水増ししたときの痕跡が必ず残りますので
異常な数値の 貸借対照表があると
融資の際に不利な条件を突きつけられます。
長年会社経営を行って来ると 価値の無い資産が計上されたまま
残っていくことが多いので、資産項目は、積極的に綺麗に
直す努力をしないといけません。
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2012年9月9日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:年次決算報告
比較キャシュフロー
キャシュフロー計算書とは 3つ目の財務諸表として近年 重視される傾向にあります。
それは 真の経営状態を写し出すからです。
経営判断は 損益計算書で行いますが,昨今の景気の動向から黒字倒産が増加して
儲かっていても資金不足に陥り、資金不足から経営難に陥ります。
このような倒産する会社は 利益を無理矢理に出出すような経理を行っており
当期の利益がキャシュとして存在せず どこかに消えているのです。
銀行融資の融資担当者は、会社が残す現金預金で 貸付金の返済能力を判断しますので
キャシュフロー計算書を重視します。
損益計算書 貸借対照表と三位一体となっており 経営の問題点を写し出すことが
可能となります。
3つのキャシュフローと現金及び現金同等物
キャシュフォロー計算書は 3つの計算書と現金及び現金同等物の増減で
貸借対照表と結びつきます。
最終 キャシュの残額は 現金及び現金同等物の増減として
残り 期首の現金及び現金同等物を加算 減算され
期末の現金及び現金同等物の残高が計算されます。
期末の現金及び現金同等物
は
貸借対照表の 期末の 現金及び預金と一致することになります。
営業キャシュフロー
私は営業キャシュフローを経常キャシュローではないのか?
名称を 間違えたのでは無いかと思っています。
そんなことを言っているのは私だけで無いと思います。
その理由は
営業キャシュフローは さらに 3区分されています。
税引前当期純利益が キャシュフロー計算の原点です!
損益計算書の 税引前純利益と結びつきます!!
① 非新項目項目の調整
② 運転資金の増減
(小 計) 小計の数値も重要ですよ!!
③ 営業外
(合 計)
に分かれています。
一方 損益計算書は
① 売上高 – 売上原価 = 売上総利益
③ ① - 販売費及び一般管理費 = 営業利益
③ ② + - 営業外損益 = 経常利益
④ ③ + - 特別損益 =税引前時純利益
という形です。
営業キャシュフォローには 下段に 営業外を含んでいます
営業キャシュフローは 営業外を +- した 経常キャシュフロー
と言うわけです!!
財務3表の関係
① 損益計算書の最終利益 当期純利益 の1つ手前の 税引前当期純利益からスタートします。
③ キャシュフロー計算書により 利益が キャシューベースに置き換えられます。
キャシュフォローの最終は 現金及び現金同等物の増減ですので
期首をプラスして期末を計算します。
③ 貸借対照表の 現金及び預金の期末残高に 一致します。
営業外
営業キャシュフローの3つめ
中身は (小 計)営業キャシュフローの小計
①配当金利息の受取り +
②利息の支払 -
③法人税等の支払 -
(合 計)
① ② 利息と配当金の受取 支払を 計上します
③ 法人税の支払を計上します。
小計の 営業キャシュに 営業外の キャシュの増減を致します。
非資金項目の調整
キャシュフローの税引前当期純利益は損益計算書の
一番下の部分の当期純利益の税引前の利益からスタートします。
営業利益にするための調整を行います。
① 減価償却費
当期の販売費一般管理費 などに含まれている費用です。
当期の支出ではありません。過去の固定資産の取得になるので
必ず 加算します。
② 引当金 これも将来の支出を見込んで経費に計上しているものなので
必ず 加算します。
③受取利息
税引前当期純利益から営業利益に戻すための 控除します。
④支払利息
③と同じ理由で 加算します、
⑤有価証券売却損益 固定資産売却損益 固定資産除却損
②と③と同じ理由で 利益になるものは 控除 損失は 加算
②から⑤は 税引前当期純利益を 営業利益に戻すための調整です。
① は 現金の支出を伴わない経費なので キャシュが残ってますので
加算の調整を行います。
運転資金等の増減
ココの項目は 利益をキャシュベースにするための調整になります。
①売掛債権の増減
売掛金 1000 売上 1000
掛け売上は 回収して初めてキャシュになります。
売掛金の増加は キャシュの 控除です。
逆に
現金預金 500 売掛金 500
売掛金の減少は キャシュの増加になりますので 加算します。
② 棚卸資産
棚卸商品は キャシュで購入したものですが、売上原価には
なっていませんので 増加は キャシュの 控除
減少は キャシュの加算になります。
③仕入債務の増減
仕入 700 買掛金700
掛け仕入の仕入は 売上原価になってますが
買掛金が増加し部分は キャシュは支払われてないので 加算
買掛金 500 現金 500
買掛金の支払は キャシュが支払われているので 控除になります。
④ 割引手形 未払金 未払費用 未払消費税 など は負債項目なので
増加したら キャシュの 加算
減少はキャシュの 控除
⑤ 役員賞与の支払
経費にならない支払ですので 支払ったら キャシュのマイナスです。
損益計算書の
税引前当期純利益からスタートして
① 非資金項目の調整 と 営業運転資金等の調整を行い
利益がキャシュベースの数値に置き換えられます。
③さらに 営業外のキャシュを加えて
経常キャシュフローになります。
(営業キャシュフローと一般に言いますが?
投資キャシュフロー
営業キャシュフローが 税引前当期純利益から
営業利益に戻すための調整と 売掛金 買掛金
未払金などの 損益と実際の収入 支出のタイムラグを
調整する比較して 投資キャシュフローは単純です。
投資すれば キャシュの 控除
投資を回収すれば キャシュの 増加になります。
① 収入
投資の回収金です、項目は 定期預金 固定資産 有価証券 貸付金
など色々ですが いくつ抜きで 回収したキャシュの金額です。
② 支出
投資して支出した キャシュの金額です。
財務キャシュフロー
財務というネーミングが難しいだけです。
借入金 新株の発行 配当の支払 です。
① 収入 そのままずばり 借入金によるキャシュの増加
② 支出 借入金返済による キャシュの減少
現金及び現金同等物の増加額 (又は減少額)
1 損益計算書の 税引前当期純利益がスタート
2 営業キャシュフローでの数値に直す 加減計算
3 投資によるキャシュの増減
4 財務によるキャシュの増減
5 最終 現金及び現同等物の増減が計算されます。
6 期首の現金及び現金同等物を加算して期末の現金及び現金同等物になり
期末の貸借体表の現金及び預金の金額に一致します。
読み方
①営業キャシューが プラス 企業活動がうまくいっています。
逆に マイナスになる場合は お金の運転資金が不足しますので
新たな借入金 や投資資産をからキャシュを到達する必要があります。
② 投資キャシュが マイナス キャシュが余っているので
新たな投資を行っているか 借入金により投資を行っているかです。
理想的なのは 借入金を増加させずに設備投資することです。
投資キャシュが プラスの場合は 営業キャシュが不足していて
運転資金が足らずに 過去に投資した資産を回収して運転資金に
なっています。
③ 財務キャシュ
借入金は減少させるのが正常な企業活動です。
設備に必要な借入金の増加は、積極的な借入金の利用になりますが
営業キャシュがマイナスで財務キャシュが増える会社は危機的な
状態です。 借入金の返済を新たな借入金で行っております。
長く続くと会社は倒産します。
真の経営状態を写すキャシュフロー
キャシュフォロー計算書は 黒字倒産を未然に防ぐために考え出されたものです。
が 私は 黒字の会社が 経理処理で 赤字を粉飾して 長年 黒字を装ってい るのを 見抜くために 導入されたと思います。
なぜなら
売上げの仮装は 売掛金 XXXX 売上 XXXX
の立った一行の仕訳で行えます。
棚卸の在庫の水増しも
棚卸の数値を ごまかすだけです。
過剰な設備投資でも 減価償却を保守的に行い
損失に計上すべきもを経理処理せずにしているだけです。
このような会社は見せかけの利益を出し、銀行や一般投資家を続けますが、
キャシュフロー計算書の導入により 真のキャシュベースでの
企業活動がわかるようになりました。
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製造原価報告書
製造業の売上に対応する 仕入 労務費 経費の集計表です。
建設業の場合も 製造原価報告書を完成工事原価報告書と代用します。
建設業の経営事項審査では 独自の科目や様式があります。
製造原価の内訳は売上に直接対応する費用を計上しますが
労務費には 役員報酬や工場の人件費 経費には 工場の家賃などが
含まれていますので すべてが 変動費ではなく 固定費も含まれています。
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3期比較損益計算書
売上原価に製造原価の内訳科目を集約して
人件費を 販売管理費の中で小計をとり
非常に見やすく決算報告書を作成しています。
前期との差額もあり 前期比較がやりやすくなっています。
対売上高に対する構成率もパーセント表示しています。
3期比較の損益計算書では
まずは 売上高と売上総利益を確認してください。
営業利益は 中小企業の場合は役員報酬を多めに取ることで
調整されていることがほとんどです。
なぜなら 会社の税金と個人の税金の合計が少なくなるように節税されているからです。
融資の審査でも 営業利益や経常利益は 重視されておらず 役員報酬の金額
で会社の状態を見る傾向が強いです。
税務署は 売上げ除外がないか 売上総利益を重点的にチェックする傾向に
あります。
会社の利益は 毎期一定額になるように 役員報酬や 役員との関連取引
役員に対する地代家賃などで調整されています。
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