月次推移貸借対照表
貸借対照表の月次の表の一部分です。
貸借対照表とは 資産=負債+資本(純資産) のバランスを表したものです。
貸借対照表は 経営者の意思決定が数字として表れます。
例えば
① 車を購入したら固定資産の車両運搬具が増加します。
② その車を現金で支払ったら 現金預金が減少します。
③ 借入れを行ったら 借入金が増加します。
④ 売掛金が増加するケースは 売上の増加 回収の長期化又は不良債権の増加
などが考えられます。
取引条件が翌月又は翌々月の回収の場合が多数ですが売上の増加に比べて
売上債権が増加する場合は危険信号が点滅します。
回収条件の悪化や不良債権が考えられます。
決算間近に急に増加した場合は 仮装経理の可能性もあります。
売掛金の増加は融資する際も 重点的に見る場所です。
⑤ 現金の増加 現金は通常預金の出金で増加します。
手元現金より 現金残高が多いという事は 現金の支払が
経理できていないことを意味します。
その顛末は 社長の使い込み や 仮装売上の売掛金の回収により
現金は増加します。
売掛金や現金の増加には注意を払います。
そのほか 仮払金や仮受金が増加したり 長期間残るようですと
経理がずさんなことを証明しています。
貸借対照表で おかしな数値が出るようでは、経理がおかしい証拠となります。
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2012年9月8日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:月次報告書